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【内部監査】(その2)IPPFプラクティス・ガイド『監査報告書:アシュアランス業務の結果の伝達』


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内部監査における監査報告書を作成する際の考慮事項

内部監査に従事する方にとって、監査報告書の作成は非常に重要なプロセスとなります。

 

実際に監査手続をしている際についても、最終の監査報告書をイメージしながら手続を実施することは、監査の有効性、効率性を高めるためにも重要になります。

 

2016年11月に内部監査人協会(IIA)より「IPPFプラクティス・ガイド『監査報告書:アシュアランス業務の結果の伝達』」が公表されています。

同プラクティスでは、マネジメントとのより良いコミュケーション、監査の品質を確保するため、まずは監査報告書の利用者のニーズを深く検討することをもとめ、具体的にライティング(書き方)に関するアドバイスや避けるべき表現を記載しています。

 

実践的な内容も多く記載されているため、内部監査で活用することをお勧めします。


読者のニーズ

読者のニーズを考慮することは、社内の信頼関係を保つうえでも重要なプロセスとなります。

 

内部監査では、監査報告書が「一人歩き」してしまう可能性もあり、しっかりと読者のニーズや利用目的を把握することが重要となります。

 

同プラクティスでは、具体的な監査報告書のひな型を公表するとともに、下記の事項を監査報告書をカスタマイズする際の考慮事項として記載しています。

重要なエッセンスが凝縮されていますので監査報告書をひな型どおり使用する場合でも、検討するべき事項となります。

 

ー重要な読者は誰が
ー読者の被監査対象の理解の程度
ー読者の報告書の利用目的(制限の検討)
ー特定された課題は、読者にどのような影響を及ぼすか

ライティング・スタイルに関する考慮事項

同プラクティスでは、読者ニーズを考慮するため、ライティング・スタイルについても、積極的にアドバイスしている点についても特徴があります。

 

また、監査報告書のトーンも、敵対的でなく建設的であるべきとしている点も非常に重要なエッセンスとなります。

 

ー発見事項を分類(時系列、重要性/トピック、原因、リスク、影響)
ー専門用語を少なく
ー表、チャート、イラストなどの利用
ー敵対的×建設的〇

 


避けるべき監査報告書の記述

また具体的に避けるべき監査報告書についても例示されており、参考になります。

 

ー重大な誤謬や脱漏

ー言い回しが専門的過ぎたり専門用語をあまりに多く使用すること

ー表層的な発見事項と改善のための提言

ー満足できるレベルの遂行状況にあることを述べないこと

ー監査範囲の制限の省略、またはそれを説明しないこと

ー監査報告書の発行遅延、または不適切な相手への監査報告書の配布


内部監査支援専門

公認会計士(CPA)・公認内部監査人(CIA)・公認情報システム監査人(CISA)・公認不正検査士(CFE)・税理士

代表 小田陽一
代表 小田陽一


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